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Last Hope

                  
紫水 閃花10/31 20:33
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部屋主Twitter垢
@senka_simiz
12700不思議8/11 14:37
((からぼなんだよ!!!!!!!!!!!!!!
12701スライム兄さんLv18/11 14:45
>>12686
12702GMポテト8/11 15:54
>>12679
((安価です
12703テルミ8/11 15:56
>>12694
12704AKI8/11 21:24
>>12686

「あ…ッ、白羅っていうのは確かヒーローネームで……

同じ現場で闘ったのは一回きりだったから

僕も、あんまり彼の事は知らないんだけど」

出来ぬ約束をするものではない
嘗て彼はそう言っていた
だから自分は串刺しにされた
その根底には、あの白鬼の英雄との……他でもない約束があったから

「で、でも………そっか……

困ったなぁ……それじゃあアマデウスの今の居場所とかも……心当たりとかないよね……いや…

流石にここの人達とかが聞いてないわけもないんだけどさ、一応……」

二つ目の問いはその予定だったが
この調子だとどうにもなるまい
せめて彼の刀だけでも、と思ってはいたのだけれど

「じゃあ、代わりに一つ……

僕は死なない

一方的だけど、君と約束したから

君の英雄[ヒーロー]になるって

No. 1[あのひと]みたいに、みんな守って

敵だって、戦う前から降参させるくらい強くなって

誰も死なせないヒーローになって

……ラット君を迎えにくる

だから待ってて、なんて無責任な事は言えないけど

それが、僕の夢だから」

本心から言葉
PKに伝えた時から、伝える前から変わらない
己の夢を、口にした
12705AKI8/11 21:25
((おまたまたせしました…
12706まっちゃん8/11 22:01
>>12679

「あはは、今日はいつにも増して面白いことを言うねぇ雪。」

(苦笑混じりの褒め言葉を受け取り、野良猫が「にゃはは」なんてのんびり笑うようにして目を細める。愉悦。恵那川と一緒にいた時に、退屈だと感じたことは無い。否、この男、誰とでもそんな感想を持つような薄情者だけれども。常人並の知能しかないくせして喋る口は学んでいるものだから、恵那川に関してはそれはそれは雅楽の中では賞賛するものだった。凡人程度だと見限っていた感想を改めて訂正しつつ軽快に声を弾ませた。)

「オレは別に同性愛者ではないから、雪のことはそういう目では見てないよ。まぁ、求められたなら、それはそれで楽しめそうだし応えるまでだけど、基本的には女性しかあんまり興味はないからね。」

(女性でも男性でもいけるっちゃあいける。実際兄弟からの熱い愛情を向けられているおかげでそんな耐性が着いてきたのだ。元からなのかは雅楽自信でもよく分かっていないのだが、恐らく八割が兄弟の影響だった。まぁ、清潔に言うならば、いわゆるバイと言う奴。彼の浅はかな体験談と知識だけではその単語はとても不可思議に、そして1歩引くようなものだと感じられるかもしれないけれど、特に恥じる理由も分からない故、「それだけはやめろよ?」と遠回しに釘をさしてくる恵那川に対して、歩を進めた。)

「雪のその寛大な心に甘えて、キミに付き纏うだなんていう、雪にしか不利益のない選択肢を選ぶのもまた楽しそうではあるけど。…ん〜、どうしようかなぁ?」

(達者な口を思い切り活用しながらも恵那川と近距離までになった時に、雅楽は彼の腰を引き寄せ左手を持ち、まるでワルツでも優雅に踊るみたいにしてみせる。若干雅楽の方が足は伸びている故に、多少上から覗き込む形で微笑んだ。
ハッキリ言おう。この状況というのは、常人ならば誰しもが鳥肌するほどの奇妙で違和感のある感覚に苛まれる。好きでもない人間と突然クローズドポジションをするだなんていう日課でもない限りは、ドン引きものだった。
けれど、雅楽は何にでも楽しめる故に、とても楽しそうだった。)

「ま、雪次第、かな?可哀想な子羊は、オレに護衛してほしいのかい?」
12707スライム兄さんLv18/11 22:15
>>12704

『……殺しました。』

黎羽翔士という男は、漆黒の天使という立派なヒーローだった。
それと同時に、もう光には手が届かないくらい、ラットという少年はファナティックという立派なヴィランだった。

『僕が選んだんです。』

お前のせいだ、彼奴のせいだと糾弾こそせど、結局はその結論に行き着くのだ。
彼の所為でこの道に取り残されたわけではない、あの瞬間この刹那を生きて選択し続けたのは自分だ。
神でも彼でも親でも上司でもない。

『僕は貴方とは違う。』

その口調には、責め立てるような叱咤も泣き喚くような誹議もない。
そんな資格はもうないし、欲しいとも強請らない。
幾千の、幾万の人間が殺人犯だとテロリストと罵ろうと、死体を引き摺ってきた少年は語る。
放たれているが故に、縛られているのだと。
憔悴した宗教家の窪んだ瞳を向け、雪結晶の睫毛が須臾涙袋に重なる。
開いた瞼から覗いた赤は、白い照明をふんだんに取り込んで瞬く。

『僕も、僕が、今度は…助けるって約束したんです。』

誓いが破られたとき、人の心は如何なるのか少年は知っている。
一歩遅かった、それかずっとずっと遅かった、いや。
最初からそうだった、少年はその為にナイフと銃を握り、ギフトに身を委ねたのだ。
一人の少女《かみさま》を救うために。
それがずっとずっと難しくて、困難で、辛くて苦しくて寂しくて痛くて厳しくて、叶わないと決まっているものでも。
やるしかなかった。

『しょうがなく殺した訳じゃないんです。』

少年は、自ら認めようとしなかった罪悪を己自身に浸透させるように呟いた。
拘束具の下は僅かに蒸れて、血の臭いが中から込み上げて来そうだった。
命を狙われたから、仕方なく。怖い思いをしそうだったから、仕方なく。
それだけじゃなかったから、仕方無くない。
そこには組織があって、そこに尽くすことを自分の為に止めなかったのだ。
必要とされるために、必要としたのだ。
殺さないことも出来たのだ。
だから――――…

『貴方が強くなっても

―――僕だけは貴方を殺せますよ。』

少年は悪にしか成れないのだ。
例え彼の力が常識を越えても、降参なんてしない、何よりも彼というヒーローを知っているから。
夢を語っても、それが無理だとは言わない。
けれどそんなに待てないから。

『なので、責任を持って、貴方を殺しに行きますね。』

薄く笑って、笑いきれず苦笑になって、喉に薬でも詰まらせてしまった表情で。
空っぽの砂漠の真ん中で、藻掻いて、藻掻いて、藻掻いて…。
水なんて唾液を飲み干せば良いと撹拌する頭で考えながら。

『それが嫌なら

“僕ら”の“希望を”見つけてくださいね。』

最後のオアシス《希望》だけを駄目元で求める。
12708バナ飯8/11 23:35
((全くもって最近の状況わからないけれど久しぶりにからぼをおいておきます。ただ多分1日1レスとかです。
12709風来坊8/11 23:41
>>12700
((こちらのからぼを拾っても宜しいでしょうか。
12710不思議8/11 23:50
((大丈夫ですが……大丈夫かな?
収容所に投げ込まれたラプラスの悪魔と入院中のヒーローになるんですよね
12711風来坊8/11 23:54
((その二択でしたらどちらであっても対応可能です。場所はご提示頂いたもののどちらかで構いませんので、お先に落としていただいても構いませんか?
12712GMポテト8/11 23:58
>>12706


『わわわっ(クルクルッ、ピタッ)』

『あー、そうだねぇ...』
『君の「護衛」は退屈しないだろうけど』
『君に「飼い慣らされる」のはちょっとごめんかな?』
『僕は君に「利益」だけを提供する』
『「家畜」に成り下がる気はまだ無いからね(ジィ...)』


『それに』『僕はこう見えて身持ちは「固め」な人種でね』
『邪楽君みたいに』
『「好奇心」で身を軽くする人間には』
『「リード」は任せたいとは思えないかな(スィッ、シュタッ)』


『まぁそんなに「焦らないでよ」邪楽君』
『君ともっともっと「楽しめる」時間は』
『僕がしっかり「用意」してあげるつもりだからさ』
『「招待状」が届くまでは』
『「良い子」にして待っていてはくれないかい?(ヘラヘラッ)』


っと彼にとっての「娯楽」として「扱われて」いる事に不服を感じたのか
少し彼を突っぱねるように言葉を並べ
彼の腕の中から「身軽に」抜け出して見せると
笑う彼に「笑顔」でそう口にして見せるのだった
12713不思議8/12 00:11
>>12711
((りょーかいです
12714不思議8/12 00:17
怪我はだいぶ良くなったはずだ
良くなるはずだが

けれど彼は未だ傷が消えない
それもやむ無い、何せ彼自身、ギフトが制御出来ない

病室の金属はあらぬ方向に曲がり、そうでなくともヒビが─彼自身の骨にさえ─入ってる
金属操作のギフトと、かつてのナンバーワンのギフトが、操作も効かず、自分自身さえ蝕んでいる
これでも落ち着いた方だと思う
けれど、睡眠時など
意識を離れた瞬間にはダメだから

彼はまだ病室で、眠らないように自身の手を眺めていた
12715風来坊8/12 00:45
>>12714
(緩やかに音を立て、病室の扉が開く。扉を開けたのは看護師でもかかりつけの医師でも無い。彼が想起する限り、直近に見舞いだとか診断だとか、そういった予定は入っていなかったのではないか。そんな時にやってきた来訪者は、鶯色の髪をした子供だった。齢八つ九つ程で、男性とも女性とも言い切れない、端正で中性的な容姿を持つ少年乃至少女である。その幼子は簡素な入院着を身に纏い、たまに見える細腕や足には包帯が巻かれていた。
幼子は入ってくると同時に、大きく首を傾げた。その後、彼、遊城の意思に関係無く病室に踏み入り、きょろきょろと忙しなく辺りを見回す。偶に、不自然にひしゃげていたり、構造が狂っている部分を見つけると、また同じように首を傾げる。そんなことを繰り返しているうちに、じっと彼に視線を合わせ、数秒停止した。)

おにいさん、ここ。
変なへやだね。

(幼子が最初に放った言葉は、それだ。子供らしい無邪気めいた瞳を彼に向けたまま、不思議そうに問い掛けていた。)

変なへやだときゅうくつで、住み心地が良くないんだ。抗議をしないといけないんだよ。おにいさん。
12716紫水 閃花8/12 01:28
>>12694
「まぁ、どっちに転んでも構いやしねぇのよ、俺はな」

結局断られている、戦力の補充という意味でもない、ただ同じ思想の人間で殺せる相手が多い方が良いと言うだけ。
だから結果はどうでも良い、やることは変わらない。

「そうだな、俺らの大将はヒーローやってた時はステラって名前だった奴、今はリベンジャーって名乗ってる…もう一人は元NO.1のジャスティス、こっちは今もジャスティスで通してるな…名前変える奴もいりゃ変えねぇ奴もいる、ブレイカーちゃんも好きにしたらいいと思うぜ」

わかってるならいいと、鼻で笑い、問われた残るメンバーの名前を伝える。
どちらも元ヒーローチャート10位以内の実力派、名前が分かればそれで充分だろうと、特に詳細を語るでもなく、名前だけを伝えてトレーラーを降りる。

「大将はNって奴に家族を操られた挙句に殺されギフトも盗まれたってよ、で、ジャスティスの旦那が映出光太郎…ヒーローTVがEDNと繋がってるって明確に知ってるのもあの人が証人ってわけだ、ちなみにあの人の失踪は告発しようとして揉み消されたって話、事実が消されるだけでなくヒーロー界からも追放ってなりゃ、ヒーローじゃ動けねぇわな」

要件も済めば、帰り支度という流れで、乗ってきた車に乗り込めば「送ってく」と指で示し乗り込むように促しながら、復讐相手についての簡単な理由まで含め伝える。
誰もが復讐するに足る理由を持って集まるべくして集まった組織がここにある。
12717テルミ8/12 02:31
>>12716

「─────…
……どっちも、かなりの大物だな
まあ俺が何やってようが周りも気にしないし、やる事も変わらないからどうだっていいさ
…しかし、EDNの真実を知り戦うのがこの人殺し集団しかないってのは皮肉な話だ」

 スカルの語る復讐鬼を生むには十分過ぎる事実に、一瞬言葉を失う。あまりに酷い話で、殺すしかない悪の存在をやはり突きつけられる。しかし、彼らは彼らだからこそ悲しいほど致命的な所で悪運強く、ゆえに生き残り力を蓄え復讐者となった。
ならば、ただ殺され奪われるしかなかった人間は一体どれほどいるのだろうか…?
そう考えただけで胸糞が悪かった。何処までも腐り切ったあの組織は、やはり徹底して殲滅するしかないと確信した。

「……ああ、俺はあの精神異常者、ファナティックを殺す
収容所から出てくるような事があればな
…その時は1秒でも早く少しでも確実に始末するのがいい、寧ろ積極的に奴が狙われ殺されてくれれば俺は安心して眠れるよ」

 其の意味や理由はあえて語らなかったが、友人を案じていることは見え見えだろう。
そう、もし其のような憂うべき事があるとすればファナティックは必ず†漆黒の天使†を殺しに行くだろうという確信が自分にはあった。
ただ、あの日は筋を通しただけ、難儀な約束を守っただけで何なら今から殺しに行ってもいいくらいには憎悪しているし、救える筈もない思っている。

「…しかし政界や大企業にまでコネを持っている上に、あれだけの事件と総理誘拐をやってしまえるあの規模の組織を作ったアマデウスは何者なんだ?
…それに奴はあの日、俺等を殺せたのに殺さなかった
散々殺し回っておいて意味わかんねえよ」

気色悪いと思ったのは、明らかに鍵である其の男の正体が全く不明である事。
アマデウスという名前とギフト、あのパワードスーツのせいで顔も名前も年齢すらも知り得ない。
そして其の立ち振る舞いも謎に満ちている。
散々人を殺す組織を作り指揮したのだ、いくら気取った態度を取ろうとも躊躇なく殺人をやれる奴だ。
事実、テンペストとPKは奴に殺された。
だからこそ、違和感ばかりが残る。
あの日アマデウスがヒーローを生かす必要があるとはさて思えなかった。
促されるがままに車に乗り込みながら、疑問を呈した。彼らだからこそ知っている情報が落ちればそれだけで変わってくる。

敵を知らねば、勝つことはできない。
12718まっちゃん8/12 11:41
>>12712

「……ふふ。飼い慣らすなんてそんな怖い事はしないよ、雪はオレの大切な友人さ。」

(家畜、か。正直、恵那川に劣らないほどの尻尾の掴みようがない人間だと思っていたけれど、内面では彼の偵察行動に驚いていた。己の快楽だけを求めた人間こそが犬だと判断しているような口振りだけれど、そこまで馬鹿では無いのだけれどなぁ…。するりと腕の中から抜ける恵那川に対して、肩を竦めて見せる。傀儡とはどちらなのか。いつだって彼らは、人間というのは、凡人というのは、超人の手を借りなければ何ひとつとして出来ない虫けらだというのに。何をそこまで意固地となり対抗しようと試みるのか、雅楽には理解が出来なかった。いくら並大抵の腕と頭があっても、出来ることなんて片手に収まるくらいの数しかない。

飼い慣らす────…

嗚呼、悪い響ったらありゃしない。青年の役割は、神にでもなったつもりで小さな人間に身勝手な慈悲を与えるだけ。心のない愛で受け入れるだけ。気づかなければ、その効果というのはよくよく出てくれるというのに対して…恵那川は抜け出すのが本当に得意みたいだった。)

「キミから次を持ちかけてくれるなんて、やっぱり、雪はオレを楽しませるのが得意だね?でも、あんまり信用はしないかな。雪だって、オレのことなんて言えないくらいあっさり簡単に自分の命を捨てれるぐらいの身軽さなんだから。」

(お前もな?と嗤うと、そう答えた。彼みたいな、自分が見えていない人間との口約束というのはしたくない。破られた時の憤慨さを目の当たりにするのもまた面白おかしく、愉しいものとなるだろうけれど…極力彼には死んでほしくないのだ。だから、次があるのかなんてものは信用しないことにした。どうせ恵那川ならすぐに破るし、この場しのぎのものでしかないと憶測で言葉をぶつけながらも、先に踵を返す。ひらりと片手を挙げて、別れの挨拶を。)

「ま、でも期待はしておこう。キミみたいな凡人が、なにをやるのかは知らないけど…その背中を押すのが、オレの仕事だからね!」
12719まっちゃん8/12 12:08
>>12708

「…っ」

(いつもの通学路。

いつのも平穏さ。

いつもの光景。

いつもの────足音。

人の波とはまた離れた場所で、疾走する少女がいた。方向としては、丁度私立兵楼高校へ続く道とは真反対の方角の住宅路…を、もっと進んだところの路地裏。ブラウンの髪を乱し、思い切り古いながら走る後方に続くのは、2人の大柄な男だ。1人は拳銃を構え躊躇なく撃ち、もう1人はギフトであろう力を奮って少女の行く手を阻むようにして行先行先に絶壁を作り上げていた。
なぜこんな状態になったのか?少女の性質を知るのならば、ある程度の人間は察しがつくかもしれない。
そう、追いかけてきているのはヴィラン。頬に血管が浮き出るほど1つに集中し、激怒している様子だった。理由はわかるだろう。

この少女────、皿場 空余の挑発である。

元々3人いたうちの1人を彼女のギフトにより撃退したのだが、残り2人は肉弾戦などに持ち込むことは到底不可能であり、こうして鬼ごっこをかれこれ5分程度続けているという現状だった。)

「!」

『ははっ!!追いかけっこも終いだァ!!!』

(細い道。大きな建物の合間に逃げ込むけれど、右も左も道がないことをいい事に、片方が空余の目前に絶壁を作り出す。完全に袋小路になってしまった。
ジリジリと追い詰めるようにして敵の両者が少女に向かって銃を構える。嫌な笑みだった。ウンザリするようにして眉をひそめながらも、空余は取り乱すことはしなかった。)
12720GMポテト8/12 13:14
>>12718


『おいおい』
『命を「捨てる」なんて言い方しないでおくれよ』
『僕はただ』
『自分の命を「有意義」に使い切りたいだけさ』
『どんな「意味」を含めようと』
『やってる事は大差ないかもしれないけどね(ヘラヘラッ)』


『まぁ邪楽君の言う通り』
『僕の事を「簡単」に信じたり期待しない事は』
『「正しい」判断だとは思うよ』
『生憎他人の期待に応えれた経験が皆無な身でね』
『我ながら不器用が過ぎてるって何時も笑うしかないんだよ』


『そんな訳だから』
『これからも「応援」はしてくれると』
『僕としても嬉しいかな』
『世界からすれば「一般人」な僕なんかに』
『気をかけてくれる人が居るだけでも』
『僕としては「嬉しい」からね(クルリッ)』


『それじゃ邪楽君』

『また明日とか(スタスタッ....)』


そんな彼の別れの挨拶に
背中を「合わせる」ように背を向けながら
恵那川にとってはお決まりの「挨拶」と
彼にも劣らず終始「笑み」を浮かべながら
喧騒溢れる街並みを後にするのだった


((からありですかね?
12721まっちゃん8/12 13:18
((からあり!
12722紫水 閃花8/12 13:24
>>12717
「前提が違うぜ?ブレイカーちゃん、真実を知って戦うのが俺らなんじゃねぇの、たまたま殺したい奴がEDNだった、そんだけよ」

EDNと戦う為に作られた組織ではない、ただ復讐したいから作られた組織である、故にEDNなどどうでも良い。
そこに殺したい相手がいるから戦争を仕掛けるだけ、復讐したい相手を知ったらたまたま大きな悪の組織の全容、その一端が見えたと言うだけのこと。
ヒーローからしたらどっちでも構わないのだろうが。

「OK、大将達にも伝えとく、別に獲物を横取りしてはいけないなんてルールはねぇけど、全員復讐したい奴がいるから暗黙のルールみたいになってるし安心していいぜ」

収容所から出たら殺す、収容所まで乗り込んで殺しに行きたい自分と違いまだ理性あるその判断を笑って、情報を共有することを約束する。
言い草からして誰かに獲物を奪われても構わないという印象もあるが、それでも自分の獲物は自分で仕留めたいだろうとは考える。

「……大将が言ってたことだがよ…アマデウスは嘘を言ってない、アイツがあの日、ヒーロー共を蹂躙しながら訴えていた言葉も、EDNを作ったきっかけとなる少女の話も、アイツは何も嘘一つ言ってねぇだろうってさ
アイツにとって、あの力も知恵も全部プレゼンターってガキ一人の為に使ってるだけのイカれた野郎だって予測だ」

アマデウスの真意、それは分からないがアマデウスの行動は全て意味があり、そしてそれはEDNではなく、プレゼンター、少女一人の目的の為に行われる。
そういう見解を、ステラ、今の名をリベンジャーはしている。
そういう視点で言えば、不要な殺しは行わないと言うよりも、あの場ではヒーローを殺す必要が無く、しかしPKは殺さねばならなかった、テンペストの死はアマデウスにとっても想定外のものであったのだろう。
EDN全体で見れば死者は多く出しているだろうが、実際にアマデウスが殺人を犯したのはあの日の二人のみ、それまで表に出てさえ来なかった名前だけの存在だったヴィランだからこそ、個人で見ればEDNを創ったことを除けば、それほど大きな罪を犯している訳ではないのもまた事実である。
12723不思議8/12 13:55
>>12715
[あー……いや、違うんだよ。俺のギフトが暴走してんの。俺がしちゃったの。だから、本当は入らないで欲しいんだけど……]

ベッドの上で、そう答える
自分自身さえ怪我をさせている今、迂闊に近づかれれば、子供一人、無事に返せるかどうか、不安しか無かった

[俺がしちゃってるから、こーぎするのはむしろ病院の方かも?]
12724テルミ8/12 14:24
>>12722

「…俺はEDNとまともに戦えるなら、過程も理由も方法も拘らない」

 ブレイカーが彼らと異なるのは、EDNを潰せるのなら俗に言うイカれ野郎になろうが構わないということ。ヒーローの勝利の為ならば、復讐の鬼にでも化け物にでもなってEDNを必ず倒すという意志こそが源泉。
その由縁は結局、ある個人への怨みのある所が大きく、それに関して言えば必ず殺そうとするだろうが。
例えそんな私怨がなくても、気に食わない巨大な悪の組織を前にすれば自身の地位だの名誉だのなりふり構うよりも、何が何でも潰す為に入るであろう事もまた事実。

「奴が出てきたら漆黒の天使は間違いなく殺されるし、あの役立たずは完全に奴と戦える心構えもなく殺される
……本当、横取りしてくれ
奴には死んでもらわなきゃ困る」

 なんて言っていたが、いざ目の前にしてみれば次は殺してしまうだろう。
親友である彼との約束や事情。それが自身を雁字搦めにしているからこそ、きっとあのヴィランは自身にとって縛りとなる彼を殺すだろうと自分ならそうするが故に推測される。
そして、結局誇りや弱みを見せる事への躊躇よりも1%でも生き残れる方をとり、周りくどい言い方をやめ、情けなくも頼み込む形を取った。だが、それほど重要な事だった。

「……どうあれ異常者か
やはり、テロリストは殺さないとな」

 国家に対する反逆行為、テロリストは罪云々以前に存在するだけで民主主義の根幹を揺るがさんとする集団であり、彼らがどんな事を語り何を目的としようが武装勢力でしかない。
事情なんか幾らでも言えば良い、しかしやり方とあり方が最悪過ぎた。
国にとっての絶対的な悪に自らなったのだ。
ならば皆殺しは必然。
12725風来坊8/12 18:42
>>12723
ギフトが、暴走?

(きょとん、と擬音が飛び出そうな程に首を傾け、怪訝そうに答える。彼が求めている最善の行動を取る様子は見えず、病室内に留まって変貌した部分を片端から観察していく。幼子の生育に手を焼く人間が多いのは、その好奇心と知識量に有るのだろう。)

つまり、リフォームってことだね。変なへやが好きなんだね? おにいさん。
私も変なのはきらいじゃないよ。
リフォームできるギフトかぁ、良いなぁ、かっこいい。

(そして、発言の内容を曲解するのが得意だったらしい。
その幼子は、彼の言わんとしていることを理解すると、にっと口角を上げて楽しそうに話題を引き延ばす。ただ無邪気に彼を羨ましがっているように見えた。)

でも、リフォームするとボロボロになってしまうの?
12726AKI8/13 01:23
>>12707

「死なないし……殺されない

殺されないし………もう、僕の前では誰も死なせない」

自分も、彼も、あの少女も
血反吐に塗れ、翼を捥がれたとしても生き残り、救ってみせる
そう、豪語する

憧れが、選ばざるを得なかった解答を

殺めて、終わらせるという選択を

自分はきっと、取ることはない

こう、面と向かって話す事で
改めて、覚悟を完了させた

「会ってくれて、ありがとう

………また、くるね」

短い感謝の言葉と共に微笑んで
天使は席を立った
12727不思議8/13 01:52
>>12725
[違うっすよ。ギフトを、自分の思い通りに出来ないんす]

暴走って言葉わかんなかったかしらと

[……ボロボロの部屋は好きじゃないっすよ。普通に綺麗な部屋がいいっす]

そうは言うが
事実問題

彼が幼少期から住む家は、ボロボロだった
理由?単純なこと
幼少期の暴走の後、リフォームなどしていないから
幼少期は金銭的な都合で
現在は、ヒーロー業務に差し支える訳では無いからという理由で

好きではないが、嫌いと断言するほど、生活環境への関心がなかったから
12728スライム兄さんLv18/13 02:15
>>12726

人間は嘘ばかりだ。
自分がそうで無いから、こう申し立てている訳では無い。
自分は人間だし、嘘だって沢山吐く。
けれどこれ以上の残酷な虚妄とは無縁…いいや、二度目だ。
白火に照らされる勇敢な鬼神の次に、彼の空言を耳にしなければ成らない。
とんだ分からず屋だ、彼の救うべき人間は此処には居ない。
返せる物も、マイナスに帰って仕舞うだろう。
真っ赤な掌では、彼の価値観を含む脳には触れられない、神経から伝って、血管を通って、皮膚の先まで!触れられない!

『…貴方は邪魔なんですよ、黎羽翔士。』

掌に捕まらず、ひらりと逃れて、蜜を探す蝶の如く何処かへ舞い去ったかと想えば、再び此方に鮮やかな紋様を自慢する。
確信した、彼が存在すれば少年や彼女の計画を邪魔される事態は目に見えて分かる。
だから、彼が迎えに行く前に、彼を斃さなければ成らない。
また、下らない謝罪を溢して灰に成ってしまう前に、妄念に囚われて肉塊になってしまう前に、プログラムに狂ったガラクタになる前に。

『……殺されてくださいよ。』

掌を覆う拘束具が、手を握り締めるのを阻害する。掌に爪が食い込まぬよう、調節がされているらしい。
満足に苛立ちを晴らす術も無いが、肉が食い込む程、握り拳を作った所で、この靄が解消されることも無いだろう。
眼前で腰を上げた彼のかんばせを見詰め、切実に願う。
携えた無情に、無表情、何処までも玩具に似た冷ややかさを携えながら。
血塗れた瞳は、悍ましくも正気に満ちた糾弾を唱える。
平行線は交わらぬ儘、意志を告げた唇は結び、視線は下方へと緩りと落ち。
電池の抜けた人形の如く、項垂れた。
12729バナ飯8/13 13:22
>>12719

ヒーローに憧れる人間の一人で、それもまだ咲いてはいない人間がいるとする。そんなちっぽけな人間が、誰かを救いたいと己に見合わない願いを胸にしたとして、それが劇的な快進撃を起こすのだろうか。答えはノーだ。少年漫画の世界でもあるまいし。さすがの私でもそのくらいわかる。
つまるところ、私という人間の日常も大して変わることがなかった。変わったこと、あえてあげるならジュニアヒーロー育成を目的とし、私についていたスポンサー。その大企業からのサポートが、ぽっきり途絶えた。周りの活躍するジュニアヒーローたちは、最新の武器やスーツを付与されていくというのに。たった一度の失敗以来、大きな事件に出動することができなくなったジュニアヒーローなんて、育てる価値がないのかもしれない。でも、能天気で楽観的な散春琉智琉という人間は落ち込むこともなかった。嘘。少しだけ落ち込んだ。けど、らしくないから、落ち込まないようにした。

だから、私の日常は何一つとて変わらない。

足りない頭で、一人の幼馴染を心から救いたい、一日一日を無駄に過ごす。

足りない力で、見かけた困った人間を助けようと、ヒーロー未満の人助けをする。

今この瞬間だって、変わらない日常の一ページみたいなもの。

「すとぉおーーーーっぷ!!!!!!!!」

高々と張り上げられた声は何処から聞こえたものか。少女を囲う巨漢二人はその体躯に似合わず、狼狽を顕にした。それはそうだろう。今の今まで女の子を取り囲む自分たち以外、人の気配などなかったのだ。その間抜けな反応は無理もない。しかし、辺りを見渡したところで声の主は見つからない。何故ならその声の主……私がいるのは彼らの真上。そして、声を辿り、空を見上げたときには既に、見事なまでのかかと落としが、銃を持つ男の脳天へと落ちているのだから。

『な!?てめぇどこからっ──』

遅れた怒りを叫び散らす残された男一人。モロに食らった方は、天の鉄槌さながらの一撃に伸びきってしまった。さすがに、武器を持つ人間に真正面からなんてのは危ないから仕方ない。とはいえもう一人の男だってほぼほぼ高確率のギフト持ちヒューマンだ。なので、自称近距離肉弾戦のみ得意分野!なスプリングガールとしては、彼にも即刻退場を願いたい。

「たとえどんな事情があろうとも幼気な女子学生に銃を向けていい理由なんてないわっ!!!!」

有無は言わせず、上向きに放つ肘打ちを顔面へ。かっこよく登場したからには、決めゼリフを忘れてはならない。そして、ヒーローたるもの、ラストは得意技で決めるもの。

さぁ!懲りず拳を振るう巨漢に立ち向かう私!渾身の一撃を決めてやれ!

「……て、ありゃ?」

拳を振るったように見えた男は、前のめりのまま崩れ落ちてしまった。ふむむ、どうやら人間は超弾性マシマシ肘鉄を顔面に食らうと、脳震盪ぐらぐらで倒れてしまうらしい。……困ったわね。まだ一番カッコいい技が決まってないのに。まぁ、それだけで事が済んだというなら、結果オーライ。通学途中に同じ制服の女の子が追われていたのを見かけて助ける。

うん、なんて素晴らしい一日の始まり方!

「あっ、貴方怪我は??このスプリングガールが成敗したからもう大丈夫よ!」

やや、余韻に浸っている場合ではない。肝心な被害者女子学生さん。怪我の確認と、安心させる声掛けを忘れずに。見たところ怪我もなければ怯えてもなさそうですけど。
12730紫水 閃花8/13 14:01
>>12724
「まるで俺らみてぇな言い草、いいねぇ、そういう所好きだぜ?ブレイカーちゃん」

EDNと戦えれば何でも良い、理由も理屈も過程も方法もどうでも良い。
そんな道理を捨て去る行動力など復讐と変わりはしない、結局集まるのは同類ばかりかと笑う男は、それを良いと言う。

「俺ら…いや、俺にはそんな正義感なんざねぇのよ、テロリストも何も関係ねぇ、やりたきゃやれ、俺もそうする、ヴィランなんざそんなもんだ、だからEDNの目的だとかやってることだとかはどうでも良い、ただ殺す、RPGで経験値稼ぐみたいに作業として殺す、そんであのガキを殺す、そしたら俺は役目終了、あの世に帰るとするさ」

他の二人が元ヒーローで、人を助ける為に悪質なヴィランを殺し回るのと違い、男は一般人が死んだ所で気にしない、必要なら巻き込むのも躊躇しない。
ヴィランを殺す理由はただのレベル上げ、そんな遊び感覚で殺した先に復讐すべき相手がいて、それを殺したら自分も死ぬ、そう決めているから。
目的地を聞き出し車を走らせながら、交わす会話は日常的に繰り返される他愛無い雑談のような、人を殺すだのなんだのといった酷く物騒なものである。
12731AKI8/13 14:27
>>12728
((このまま面会を終えた感じでからありでいいですかね
12732スライム兄さんLv18/13 16:58
>>12731

((了解、からありでした。死なないで。
12733味噌スープ8/13 17:12
((I˙꒳​˙)
12734スライム兄さんLv18/13 17:47
>>12733
((I˙꒳​˙)からみます?
12735味噌スープ8/13 18:02
>>12734
((是非是非!先お願いしても?
12736スライム兄さんLv18/13 18:09
>>12734

((はーい!
12737琉璃8/13 18:13
>>12692
ありがとうございます。

(差し出された紙を受け取り、サッと目を通してから、改めて礼を述べる。強くなるためには、ひたすら訓練と経験を積むしかない。塵も積もればなんとやら、というものか。きっとこの訓練も自分の糧になるはず、先輩たちに直々に鍛えて貰えるのも滅多にないチャンス、無駄には出来ない)

いえ、むしろ呼び出して頂いたお陰で、色々とスッキリした気がします。

(面倒に思う者もいるかもしれない、古い手法だと言われるかもしれない。だが自分にとって話を聞いてもらえたりする良い機会とも捉えており、だからこそ今日はありがたかった)

では、失礼します。先生、ありがとうございました。

(要件は済んだ。こちらもこれ以上用は無いため、職員室にいる必要も無い。学校にも用事はないために、素直に立ち去ろうとするだろう)
12738琉璃8/13 18:16
(/遅くなってすみませんなの……
12739紫水 閃花8/13 18:27
((問題ないですのよ、これにてからありでした!
12740スライム兄さんLv18/13 18:43
綿飴のようにふわりとした髪、祭りの装飾を連想させる星の髪飾り。
東洋人形の髪、揃えた前髪の下から除く顔。片や中性めいた風貌に、片や仮面に無数の目、虚構を落書きした口。
これで顔を合わせるのは三度だろう。かまくら内のような純白の風景も、此れで何度目。
天井からREDの発光が、部屋全体に行き渡っている。
室内の側面には、扉が二つ別々に置かれている。囚人が辿り着くための門と、収監される新人が潜る門。
または、看守が通るための戸であり、外野が面会の為に踏み出す入口やもしれない。
此処は面会室とは異なるとは徒然なる儘に言い聞かせられた。相手と己を分断する硝子も無ければ、眼前には愛する友人が存在する訳でもない。
だが監視には見張られ、身体の自由は与えれず、録画が回されている。
例え会話の相手が看守で有ろうと、この徹底ぶりらしい。
両手には相変わらず不自由なミトンが拘束具として存在し、その上からギフト抑制装置で有る手錠が装着。
暴走しようと即座に抑制する為の精錬された戦士が三人、いや目の前の相手を合わせれば四人はこの場に存在した。
彼の本日の会話相手は、名も外見も全く知らぬ女性で有る。
共通点が有るとすれば、恐らく残間憲真を知っている事だ。
少年は、小さな手を不自由な拘束具の中で僅かに落ち着き無く蠢かしながら、口を開いた。

『どうも、今日は。
貴方は知っているでしょうが、…ラットと申します。
しがない溝鼠ですが、どうぞ宜しく。』

元より青白い顔色は、睡眠、食事の徹底で色白で有る程度には収まり、違和感が有るとすればどことなく眠気眼なくらいだろう。
それ以外の面差しは眉一つ狼狽えさせず、歳に見合わぬ冷静さを持ってして、テロリストであり、殺人鬼となった犯罪者は女に向かう。背負いし罪の欠片ほど悔恨を示さず、普段通りの悪辣なる誠実さで佇む。
老人のような白髪は完全に色素が抜け、深紅の双眼は、元よりメラニンの欠如したアルビノ種にも見えるが、元々は溌剌とした茶髪を揺らしていた。今でこそ、妙に達観した雰囲気に、窶れた外見に、補整した機械音を携えているけれど。
首元に装着されたチョーカーは、一度取り上げられ、綿密に調査された後、再び少年の元へと返ってきた。
利便性は見ての通り、人間の声とは行かないが、確り口元のカメラが認識した言葉を紡いでいる。
会話において、不便は無い。
12741味噌スープ8/13 19:24
>>12740


(この収容所の規則の徹底ぶりは舌を巻く程である。組織という物は、上の者が黒と言えば黒になり、白と言えば白になるというもの。ところが、ここにおいてはそのような一般的な理屈はまるで通用しない。例えここの副看守長であろうとも、定められた規則は守らなければいけないのだ)


こうして相対するのは初めて…だな。どうも初めてまして。私は幻覚寺。ここの副看守長に就いている者だ。


(ラットの真正面に脚を組み椅子に腰掛ける女。腰まで伸びた真紅の髪は、彼女が少し動く度に綺麗になびく。まるで豪炎のように。前髪から覗く彼女の眼もまた真紅に染まっており、眼前にいる「犯罪者」、「残間の仇」、「EDNの構成員」を見据えている。
よく見れば、監視としてついている他の者の頬には汗が流れていた。別段この部屋が暑いというわけではない。理由はただ一つ。

───幻覚寺の「気迫」によるものだ)


…こうして貴様と言葉を交わす事になるとは思わなかった。是非ともこれまでの動向などについて詳しくお聞かせ願いたいものだが……生憎それをできるほど私は暇ではなくてな。

どこぞの誰かが際限なく暴れてくれるおかげで、私の仕事は一向に落ち着く気配がないのさ。…貴様らゴミ共の顔に1発ずつくれてやりたいところだ。


(連日のように起こるヴィランの悪事。そしてそれに伴う収監者の増加。特に高校襲撃以降、収監者は異様に増え、管理職にあたる彼女は現在猫の手も借りたい程に忙殺されているようだ。)
12742テルミ8/13 19:37
>>12730

「…これでも人気ヒーローだ」

 行き先に適当な路地、人が少ないと経験で知るような場所を指定しながら一般人の振りでもする為に仮面を外して素顔を晒す。そしてスカルの言葉に少しばかり不服そうにしながらも、同時に半ば自嘲気味にも答えた。
有名かと言われたらそうだが、人気かと言われたら否だからだ。

「……さあ、正義感ならまだいいかもな
にしても、今更だがスカルはなんで俺を誘ったんだ?目的がそれなら他人は関係ないだろう
それに古参の笑鬼はジャスティスやステラと顔見知りだろうが俺は現役のルーキーだ」

 晒された素顔は非常に整っており、中性的あるだとか綺麗だとかいう表現こそがしっくりくる見目だった。
そして、疑問自体は不自然でもないが、今更も今更な問いを投げかけながら、ただ首を傾げた。
12743スライム兄さんLv18/13 20:12
>>12741

『…はぁ。』

溜息では無ければ、簡単でも無い。肯定で有る。
此処に居る以上は此処の規則に従う、現状の扱い故に自然と型に嵌っているだけとも取れるが、事実彼が此処で揉め事を起こした経歴はない。
初対面で塵の様に称されようと、ごく自然に瞬きをするだけ。
其れは何ら外の人間と大差ない、自分を見下し罵ってきた事実でしかない。
なので、その侮蔑らしき渾名に関しては。

『よくそう呼ばれます。』

犯罪者だからで無く、無力な子供だからこそ蔑まれた日々を懐古し、それらを怨恨の対象にする事も止めた。
自分が此処に居て出来ることは殆ど無い、幾らか策を張り巡らされたが、少年はこの施設の警備に信頼を置いているのでやめておいた。下手に動けば更に収容所の警戒は高まるだろう。
これ以上セキュリティが頑丈に、強固になる想像も付かないが。
なんせ、今でも十分に面倒そうだ。

『さぁ、もう捕まった私には無関係の話ですので。
それとも、外のお話でも聞かせてくれるのですか?』

質問よりも文句が先に現れた彼女に、大した期待はせずに此方からけしかけた。
ラット少年の周囲は、いや、この収容所全体の囚人に、外の事件が耳に入らぬよう徹底されている。
EDN構成員という大組織のヴィランなら尚更の話だ。
だから少年はここ最近のニュースに詳しく無いのだ。
少年は今、捕縛され彼女の言う仕事も増やせる立場にない。
削減してくれと頼まれても自身には如何しようもない。
そんな愚痴を垂らすなら、どうにかするための情報一つでも頂きたいものだ。
この身は待つ他が無いのだから。
12744GMポテト8/13 21:23
((亀からぼ置いておきます
12745味噌スープ8/13 22:52
>>12743


はっはっは!真に受けるな阿呆め。
今更貴様らをどうこうしたところで、私には欠片も影響しない。…EDNには随分と計算高い厄介な子供がいると聞いたが…それはお前ではなかったようだな


(ラットの返答に対して笑い声を上げながら一蹴した。中々に理不尽な受け答えではあるが、それは幻覚寺にとっては平常運転。元来人を見下すような態度を取る彼女にとっては、呼吸をするように人を馬鹿にする傾向があるのだ。勿論それは決して「油断」などではなく、「余裕」というもの…)


さて、世間話はこれくらいにしようか。あまり無駄口を叩いていると、周りの怖い看守諸君に処罰されてしまいかねないからな。

私が今回貴様に面会を希望した理由はただ1つ。…貴様からすれば既にもう話し飽きた事かもしれんが…


(そう言うや否や、幻覚寺の眼が鋭くなったように思えた。それまでは冗談(?)も言うほどにフランクな感じでもあったが、その眼になった彼女から発せられる雰囲気はまさに「看守」。地獄を支配する閻魔大王ですら、恐れ戦き膝を折りそうな程に彼女の眼は重かった)


━━━残間を殺した時の気分はどうであった?


(ど直球だった。
幻覚寺にとって残間という人物は、かつての部下という他に言うことはない。だがしかし、彼に期待していたという気持ちに嘘はない。故に、何故彼のような人物がこのような年端もいかない子供に殺されてしまったのかがわからなかった。そしてなにのり、ラット自身に何かしらの違和感を覚えていたのだ)
12746スライム兄さんLv18/14 00:21
>>12745

『看守の話は真面目に聞けと命じられたものでして。
それがここの規則ならば冗談として受け取るなど失礼な事はできません。』

雪結晶の睫毛を瞬かせながら、喫驚の素振りも見せずに淡白な解答を残す、その様はまるで機械人形。
ビスクドールに酷似した見目も相俟った幼子では、奇妙な不気味さも孕む。
その窪んだ眼は相手を確りと捉えているのに、何処か遠くの山を眺めているような危うさが有った。

『ええ、畏まりました。』

独学で齧った敬語は、アウトローの人間に強引に躾けられていた物より随分マシな形になった。
育ちが良かったと思われても可笑しくない、実際はならず者のヴィランで構成された団体の奴隷に過ぎなかったのだけど。
それだから、聞くに耐えないスラングだとか、罵倒だとか、知らないわけじゃない、口にすれば口が腐りそうで嫌なだけだ。
まぁ、それはいいのだ、育ちがどうとか、何方にせよ軽視されるのだから。
だから、彼女が指し示す儘、満足するよう尽くす義理は無いけれど、唯今は委ねた。

「………………。」

残間憲真を殺したときの気分。
無数の弾丸に貫かれ、炎に焼かれ、酸に溶かされ。
けれどアレにナイフを突き立てて終わらせたのは自分だ。
同胞のために迷わず振り上げた。

だから、残間憲真を殺したときの気分。
気分。

気分が悪い。

けれど違う。

違うんだ。

けれど、それ以外の答えを持ち合わせて居ない。

だって、恥だから。




『 何も。 』





殻。柄。空っぽに。

唇、震わせぬように。

少年は“いつも通り”そう言った。
12747紫水 閃花8/14 01:51
>>12742
「もうすぐそれも終わりだな」

ヒーローだと言えば、こっちに来た以上それは終わる、最早ヒーローではなくヴィランとなるしかない。
だからこそ、そこに笑顔はなく、無情にも淡々と吐き捨てるように口にされる。

「俺の嫁がな、お前のファンだったんだよ…いや、アイツは若い奴らに甘かったからなぁ、お前に限らずラプソディとかラピガンとか天使とか、とにかく若いのを応援してたよ…PKとかベテランみてぇな衰えるだけの連中じゃなくて、伸び代があって可能性のあるお前達を応援してた
ギフトに偏見のねぇ未保有者でよ、俺にとっちゃどうでも良かったがヒーローってものが好きで、そんで嫌ってた
争うことでしか解決出来ないこの世界を仕方ないですよねって笑いながらわざわざ口に出すようなバカだけどよ、それでも世界から争いも犯罪も不幸も無くなれば良いって本気で考えてるような奴だった
だから、俺もそれに付き合ってお前を見てた、見てて、そんで、こいつはこっちだなって、こっち側に来て思ったってだけだ」

誘ったのに理由があるのかと問われ、返す答えは聞きたいものとは違うものだっただろう。
EDNが相手だから戦力が欲しいというのは組織的な理由、そこにブレイカーというヒーローを推薦して目を掛けていた男の理由は無い。
ブレイカーの言う通り、この男にとって仲間の有無だとか、戦力の増強だとか、そんなことは理由でなく、一人で完結させるような奴が何故誘ったのか、その理由。
ただ、最愛の人が気に掛けていたから。
そんな中で、真っ先に死にそうな奴がいたから。
"だから"誘った。
それだけだ。

「じゃあまたな、ブレイカーちゃん」
12748テルミ8/14 02:43
>>12747

「これくらい安く使い潰せなきゃ、ヒーローなんかやらないさ」

 元より命も将来も投げ打っている。故にこそ、自分の命は勿論培ってきた信頼や立場も誇りもさえ全部纏めて安く叩き売るなんていう自暴自棄ともとられかねない暴挙をやれるのだ。当然、それを暴挙たらしめる程には分の悪い賭けである事を理解しているし最期までヒーローとして戦ってもよかった。だが、その一方でほんの僅かでも戦いでの勝算が増すというのならば、征かねばならないとも思った。
力があるからこそ己を律するのが責務であるならば、力なくしては成し遂げられない事に挑むのは使命である。
追い詰められた瞬間こそ人の本性は現れる。
ここにきて倫理もルールも法も無視できてしまう、ヒーローを目指すべき人間ではなかった。
そして、自分がそれを一番理解していた。

「………そうか」

 その一言だけで返答は為された。落胆するようでもいなす訳でもなんでもなく、ただ真正面から確りと受け止めて飲み込んだような返答だった。あまりに物悲しくも"ガッカリさせるかな"なんて、友も生者も死人をも裏切っておいて、そういう風な無責任な事は今更言えなかった。覚悟こそしていたが己が裏切っているという事実をこそ突きつけられてみれば、非常に後味の悪いものが残った。けれども、スカルの言う通り元よりそういう人間なのは事実なのだ。自分がヒーローに向いていないことは誰より解っていた。
疑い深く強引で暴力主義、戦いに過程や方法に拘りはなく勝つ為ならば汚い手をも使える限り使い、結果を求めることこそ全てだと。
そして、ルーキー達を応援したという彼の亡き最愛の人を語られ、気がついてしまった。

結局の所、ここまでしてでもEDNを打倒する一番の理由は──────。

「スカルには次も世話になりそうだな
ああ、じゃあ…また会おう」

 車から降りれば、二本指を立てて額から気障ったらしく振り下ろすようにしてヴィランたる彼に再会を含む別れの言葉をヴィランは紡いだ。
同じくヴィランを殺すヴィランとして、決別を告げなければいけない者がいる。

今日この日その瞬間、選択は為された。
12749紫水 閃花8/14 02:54
((からありですのん
12750テルミ8/14 02:57
((ありありー
12751風来坊8/14 12:32
>>12727
(思い通りにできない。その発言を聞いて、幼子はうーんと熟考を始めた様子だった。唯、彼が吐いた二の句を聞いて、首を大きく横に振り、撤回を要求している。)

へやが、じゃなくて。
おにいさんが。ボロボロになっているけど、大丈夫? って聞いているんだ。

(幼子も身体の所々に包帯を巻かれて、常人から見れば大概、痛々しい様相には見えるだろう。然し幼子は泣き喚く様子も、痛がる姿すら見せない。そればかりではなく、彼にゆっくりと近づき、心配そうな表情を向けている。
ボロボロの部屋が良いかどうかは、この際幼子の議題には含まれていないのだろう。環境が成長に直結するのだろうとは知っているが、それを大人に言うのも愚かしい。)

痛そうだから、ボロボロだから。
思い通りにできないなんてことは、大人だと起きにくいと思うんだ。何かがあったの?
12752不思議8/14 13:46
>>12751
[……俺っすか。まぁ……大丈夫だよ。怪我は慣れてるんだ]

痛みにうめくのも、痛みにあえぐのも
ましてやそのために動けなくなるなんて
あぁ、本当にヒーローらしくなくて
そうなることは、ひどく嫌いだった

[……大人になってもね、思い通りにならないことなんて、いっぱいあるよ。たまたま今回はギフトだった、それだけ]

大人になったほうが、思い通りにならないことは増えた気がする
感情も、世間の目も、できることも、手の届く長さも
そのすべてが、思い通りになったためしなんてない
それが重なって、暴れて、ギフトの暴走という形になって

それを子供にわかるように説明できるほど、自分は頭がよくない自覚もあったから
なんだか、ぼかした言い方をしてしまった
12753テルミ8/14 20:49
 ここ数日は、友人との連絡と言えどある意味業務的な物が最近は重なった。
ハニーファイターは信じるなだとか、他にもヒーロー内に他にも裏切り者がいる可能性が高く兵楼高校が狙われたのだからアイスファイアも含む教師相手こそ気をつけろだとかそんな一方的な情報提供だった。
しかし会うのは憚れた。どうして人は身に付けた首輪ひとつでこうも悲惨さを演出できるのだろう。前回の襲撃事件まで、それでも約束通り見舞いに通い特別意味のない他愛のない会話を重ねた。そして事件の後、尚更彼と会うのは億劫になった。
嫌な映像が脳裏を過り、胸が引き裂かれるような思いをする羽目になるからだ。
ゆえに前述した通りの業務的な通知で連絡を取った気にして凌いだのはそれが由縁だ。
まあ、彼から何かしらあれば断りやしないのだが。

「……かぁぁ〜……忙しいのに、なんで部屋きれーにできるんだ…?」

 しかし、事情というのは変わる。例えば、もう会えなくなるかもしれないなら多少積極性が増すというように…というわけではない。事情というのは至極単純で、ガス料金を先月に引き続き払い忘れたが故昨日から止められているのに入浴時に気が付き、そのままシャワーを浴びてひどく体調を崩して数日、冷蔵庫の中身も壊滅、どうしようもなくなって転がり込んだのだ。全くどうして情けない、なるだけ声も聞きたくないのが本音だが……なんて、実際的な本題は話すべき事もある訳で突然引退は流石に酷だろうと含みくらいは持たせに来たわけだ。
なんて、無責任を押し通す為、そして生活の為、何はともあれ問題の友人宅でテーブルに頬杖を付き部屋を眺めながらボヤいた。
12754琉璃8/14 21:04
(/亀さんからぼ置いときますん
12755AKI8/14 21:39
>>12753

「まあ……こうして真がいつ遊びにきてくれてもいいように…?

なんちゃって」

エプロン姿でキッチンに立ちながら、そう茶化した口調で言ってみる
ただ生きているだけでも多少翼の羽根が散る都合、マメに掃除をしなければ埃と羽根のダブルコンボで普通の人よりも部屋が汚くなりがちだから、なのだが
そんな部屋に誰かを招くわけにはいかないというのは明らかで
いやまあ、風呂上がりの彼くらいしか此処に踏み入れた人なんていないのだけれども

フライパンへ炊いた白米を入れながら、炒めたソーセージ、ミックスベジタブルと混ぜ合わせ、ケチャップを和える

彼がここに来たのは久しぶりだった
こうして確と顔を合わせるのも、アマデウスとの戦い以来だったか

「はい、お待たせしました

翔士くん特製オムライスですよ〜」

おこげ風に香ばしく仕上げたケチャップの乗った皿を彼の前に出して、とろり半熟、ふわふわの卵を乗せる
湯気たつそれは甘く食欲を唆る香りで彼の鼻を擽るだろう

「にしてもびっくりしたよ、デビューしてこらちょっとのとき以来?突然真がうちに転がり込んできたのって」

コップを二つ、冷えた作り置きの麦茶を注ぎ
自身の前にも同じものを用意しては、向かい合うように座った

ちょくちょく、こうした付き合いはあったものの
ガスを止められたなんて話は久しく
くす、と苦笑半分からかい半分で話し始めるのだった
12756AKI8/14 21:46
((ケチャップライスの乗った皿だわ
12757テルミ8/14 22:22
>>12755
12758テルミ8/14 22:47
>>12755

「翔士君は実にいい心意気だなぁ、よろしぃ」

 紐をきつく縛らねば勝手にずり落ちる程度にはウエストサイズだけは合わない薄ぺらい素材のズボンに、細っこい体格から僅かにはだけたようなシャツの寝巻き姿で、微かに入浴の余韻とて篭る熱気を纏いながらも素足をふらふらと振って料理が完成するのを今かと待ちながら、冗談を返してあどけなく笑った。

「ああーーー…くぅ…うっま…っていうか、3日…いや4日?ぶりだぜ…固形のもの食べるの…」

 すっからかんもいい所な腹の具合、冷えた麦茶を手にとればゴクゴクとでも擬音が聞こえてきそうな様子で美味そうに二口ほど飲み下して、食道をひんやりとした液体が通り胃に到達するのを感覚的に感じる。
好みの料理、そして好みの卵の焼き加減のそれが目の前に現れて自然とにへらと柔らかい表情を見せながら、両手を小さく揃えれば"いただきまあす"と気の抜けた一言の後、用意されたケチャップをだらだらと卵にかければ、一口頬張り味わうように咀嚼して実に美味そうに安堵した様子でため息を漏らした。
とろとろした舌触りに柔らかい食感、卵の甘味とよく合うケチャップの風味、ごろりとしたソーセージとミックスベジダブルの懐かしさすら感じる味わいに更に食欲は刺激され、間もなく二口目を頬張る。
普段は冷凍食品、直近では企業やらオススメの必要栄養素が揃うらしいゼリー群を主力に、食後に飲むこれまた医療機器に関連するFrankenオススメのサプリメントにまで頼った極限まで家事を妥協する生活を送る駄目男が、口の端に毎度の如くケチャップをつけながら美味しそうに好物のオムライスを食べる光景にはとてもではないがかのブレイカーの姿は一片たりとも見当たらない。

「そーなるなー、ここまでやばくなるのは流石の俺でも滅多にやんないから…
いやホントに俺が一番びっくりしたよ、金あるのに止められるとかバカだぜ、バカ
でもやぁっぱ人間生活って難しいんだなぁって、痛感させられたぜ」

 一度がっつくように食べて腹に痛みを抱えた経験から固形のものを久々に相手する胃を気づかってゆっくりと食べ進める合間、エプロン姿がやけに似合うなあなんて違和感がある訳でも見慣れぬ訳でもない姿の彼に懲りたような様子は欠片程も見受けられない言葉を返した。
12759味噌スープ8/14 23:13
>>12746


(ラットの返答を聞くや否や、まるで期待はずれと言わんばかりに大きくため息をついた。そのため息には「呆れ」に似たようなものが含められていたことだろう)


やはりか。聞く「相手」を間違えたかもしれんな


(その言葉が意味する事は一体何なのだろうか。ラットはラットであり、それ以外の何者でもない。では幻覚寺の言う「聞くべき相手」とは一体誰の事を指しているのか。しかしそれは少し考えればわかることだろう)


聞くところによると貴様、残間を殺して以降随分と人が変わったようだな。まるで奴を殺してしまった罪悪感から自分を守るように。「弱者」が己を偽り、さながら「強者」を演じるように……。


───貴様、逃げたな?


(前髪から覗くその双眸はまるで触れるもの全てを切り裂くかのように鋭かった。
ヴィランには様々なタイプが居ることだろう。だが、ヴィランを収監し監視する彼女にとって、ラットのようなものは許し難い物だった。例えるなら凶悪殺人鬼が、精神障害を患っていた…というようなものだろう)


貴様はヴィランでありながら、「残間を殺した」という罪悪感に耐えきれず逃げた。それに対する贖罪も何もかもする事も無く。……まるでヴィランになりきれない偽善者のようだ。 私は半端者が嫌いでな。全てを0か10でしか判断しない。ゴミはゴミ。悪は悪。


それとも……「ソレ」は全て演技で、今私を目の前にする「お前」は案外近くにいるのかもしれないな。


どうなんだ?───「ラット」
12760紫水 閃花8/15 00:59
【ソロル】
その日、FrankenRoboticsから正式にVENUSが出荷された、各商業施設や、収容所といった今まで警備員を必要としていた施設に配備されたそれは初代VENUSのデータを元に改良されているグレードアップ型であり、以前のVENUSよりも性能面で遥かに優秀かつ、FrankenRobotics社内のマザーコンピュータを介して同時に各VENUSの経験、思考が共有されることにより自己学習速度と演算速度を飛躍的に高めることに成功した正しく最先端を行く新たなるヒーロー。
それが量産され至る所に配備されたその一番の影響は、収容所に駐屯するヒーローという人的コストの削減に繋がったことである。
今までEDNによる襲撃を警戒して収容所に数人のヒーローを置かねばならなかった状況が、量産されたVENUSによりヒーローを駐屯させる必要が無くなっただけでなく、新たなVENUSの相互通信により以上を即察知し街中に配備されたVENUSを介して多くのヒーローへと情報の伝達が可能となった。

正しく初代VENUSが言っていた「ヒーローの要らない世界」が近付いた瞬間として、大きな一歩となった日である。


──EDN本部──
入口の存在しない完全な密室空間、内部に存在する木々によって酸素が作られ、その木々を生かすために人工的に屋外と何一つ変わらない空間となった屋内、そんな部屋で男は言う。

「さて、用意は完了しました…後は三日、三日程お待ちください、そうすれば行動に移せますよプレゼンター」

ベッドに縛り付けられる少女へと笑顔で報告する男に、応答は無かった。
十日、あの日から十日経った今、それだけの時間を寝ずに飲まずに食わずに生きていられる方がおかしいのだが、それを延命するだけならば出来なくもない所に医療技術は発達し、それでも少女は遂に眠った。
体力の限界を迎え、意識を失うという形で本人の意思に関係なく電源が落ちるように眠りに落ちた。
そうすることでようやく、休養を取ることが出来る少女から返事が返ることはなく、男もそれは理解している。
少女がいつ目を覚ますかはわからないが、もしも決行までに目を覚まさなければ、少女にとってのサプライズとなるのは確かである。

アマデウスは言葉を発しない、無理矢理生かしている今もいつ終わるかわからない、そして仮にアマデウスが死んだとして、それでも自分達は計画を進めなくてはならない。
アマデウスの後継となれるかもしれない者を見つけはしたが、それは誰も望まない。
例え統率を失おうとも、目的だけは同じであるために未だにEDNは存続を続ける。

「どうか、君だけは幸せになれるよう祈っているよ」
12761紫水 閃花8/15 01:00
((というわけでイベント告知、来週金曜からやる予定だよ!
Aルート
淤雪収容所襲撃
目的:Eの収容所脱出
参加資格:EDNメンバー及びヒーロー
参加NPC:D、W、E、スカル

Bルート
街中で暴走するVENUS
目的:VENUSの破壊及び誘拐されたギフト保有者の救出
参加資格:ヒーロー
参加NPC:VENUS、Dr.シュタイン、ヘルタースケルター

Cルート
強化合宿に参加したジュニアヒーローへの襲撃
目的:EDNの撃退
参加資格:ジュニアヒーロー及び漆黒の天使
参加NPC:アイスファイア、クリムゾン、ラピットガンナー、ラビットガール
12762AKI8/15 01:03
>>12758

「ダメだよ、ちゃんと栄養があってお腹に溜まるもの食べないと

あと、冷たい飲み物の一気も胃腸が冷えてお腹下しちゃうから……急がないで、落ち着いて食べて?」

ゼリー飲料やサプリメントだけで健康な肉体が維持できる筈もない
加えただでさえ、触れてしまうだけで手折れそうなほどにか細い身体

美味しそうに口に運んでくれるのは、作り手冥利に尽きるというものだが
ぶかぶかでずり落ちそうな肌着が視界に入ったこともあり、つい小言のように言ってしまう

「なんで金があって止められちゃうんだよホントにもー…

カード経由で銀行から引き落としとか、コード決済とか最近便利なの色々あるじゃんさぁ」

自身もまた、手を合わせ用意した食事に感謝を示し
艶を放つ半熟卵とライスを掬っては一口
卵は塩とやや多めの砂糖でのシンプルな味付け
胡椒と焦がしケチャップと、ソーセージの脂とで濃く味付けしたライスとよく合い、口腔で甘さと塩味が絶妙に絡み合う
ミックスベジタブルのニンジンや玉ねぎの食感も小気味のいいアクセントになっており

最近はなにかと家を空けてて自炊ていなかったものの、向かいで頬張る彼の反応からもわかる通り、仕上がりはばっちりだ様子で

口喧しい母親のような言葉を放ちつつも
久しい二人での食卓の雰囲気は、食器の音と共に和やかに進んでいった
12763AKI8/15 01:04
((Cルート強制参加で草
12764AKI8/15 01:05
((いや資格だから強制じゃないのか…?
12765紫水 閃花8/15 01:08
((強制ではないけどアイスファイアから強化合宿に呼ばれる枠だから入れてますのよ
12766AKI8/15 01:14
((ほ〜……逝くべきなのかイカぬべきなのか
12767紫水 閃花8/15 01:15
((まぁ、乱入解禁もする予定だからその後決めても良いよ
12768AKI8/15 01:16
((マーラいしゅうだもんね、ちょっと考えとく
12769スライム兄さんLv18/15 01:35
>>12759

『…さぁ、逃げと仰るならその通りで構いません。』

雄風切裂く烈火の慧眼、紅蓮の一房から穿つ。
対し、滄海凍てつく氷花の犬目は霜華の一束より享受する。

両掌を覆う厚手の拘束具越しに、机に左右と重ね、是が非か猜疑される迄もなく朧げな答えを返す。
叱咤も責苦も馬耳東風とは行かずとも習慣的に反芻される彼は年相応の喧騒なく、玄人の如き静謐を唱える。
閉口した彼の意志など無辜の人間には届かない。確実に返答はしたが、正答を告げよとは教養されていない。
偉人の遺した小説のように、解釈の余地を残したところで首を跳ねられる世界に成らず、慢心とも安心ともつかぬ怠惰を差し出す。或いは、心底通用する手段だと侮ったか。

ラットは誠実な返答を寄越さなかった、其れは違いなかった。

『そうですか…随分極端なお方なのですね。私の知り合いによく似ています。
それなら、どうぞ悪でもゴミでも仰ってください。
貴方の問いには私が答えられる範囲では御座いません。
近くとも、遠くとも判別できません故。
ご了承ください。』

随想するのは、ピンクアッシュの徒浪揺蕩う仮面の美青年。
現に敵組織に孤独の突撃と言う無茶をやってのけたが、否、自分が此処に存在する訳として、意外にも融通が効く点では彼女とは同類と言い兼ねるやもしれない。
成らば、その硬い脳でどうぞ善悪の分別を極端にと促す、抑そう自称する相手の倫理観に訴えようとはさらさら考慮しない。
油物でも含んだようによく回る口で路地裏の鼠を叩くようになじれば良い。
その、尊厳を踏み躙り、慢侮する為だけの囚人に、一体何の共感が湧くのやら、彼女の下した判断に肩を竦めた。
妄想に駆られるの成らば其れで良い、それが正解だろうと察知させなければ良い。彼女とはどうもウマが合わなさそうだと少年は想定している。出会い頭に侮蔑を掛ける人間に接近しようとは、咎人の身ながら胸内から非常に拒否したい案件なのだ。

『けれど、そうですね。
私の答えが嘘だと思うなら、新しい答えを用意しましょう。

代わりに。
私の質問に答えて下されば、ですが。』

延々と睡眠欲に駆られ、床の世話に成っているにしては、背骨は健康的に弓形を描き、姿勢の良い少年は、偽りの礼儀作法を体現させたまま、赤茶に白を加えた様な、別段愛らしくもない口を割り、代替案を此方から提示する。
少年は以前からして副看守長に就いている彼女のその称号を情報として知っていた。其れが相手なれば、よもや無知である筈が無いと練り、聞き佇むだけの姿勢で無く、自主性という自己の願望を垣間見せる。

其処には、先程のような虚無の意識は無い。
12770琉璃8/15 02:19
(/イベントC行きます〜
12771テルミ8/15 04:08
>>12762

「…はぁーい
あっ、それはあれだ…よくわかんなくて…それに家空けてばっかだったろ?
まぁ、他は先月払いそびれてなかったから…」

 実際、生活も健康もろくに意識しないお陰かそのような事を言われたのをふと思い出して懐かしい記憶すら一瞬思い出しつつも、お気楽かつ素直な返答で小言をいなした。
そしてそれからしどろもどろに言い訳にもならない言い訳混じりに苦笑する。
結局気が抜けてしまうし心を許しているのは事実で、けれどもこんな事がいつまでできるのかと考えてこれまでは死別だのなんだのを散々に意識させられてきた末に、よもやヒーローを続ける事はないのだからもう出来なくなるのだと脳裏に過って、辛くなる。
嗚呼、いつもの食事よりも圧倒的に美味しく、心を許した彼との他愛のない会話を挟むのは迚も有意義で楽しい。ずっとこんな日々が続いて欲しいと願うくらいには、この心穏やかな時間を享受していた。
だからこそ、どこか気が重たかった。

「いやぁ、美味かったなぁ〜…量もなんかイイ感じ」

 全く敵わないなと恐れ入りながらも"ご馳走様でしたぁ"なんて、ぺろりと綺麗に食べきり小さく手を合わせて言えば、麦茶を飲み下した。

「なぁ、黎羽ぁ…あの日の事掘り返して悪いんだけどさ
あの日、俺ははじめDを相手にしてた
そんでヴィランのシックボーイに、途中からスカルに助けられた
前者はラプソディとの借りがどうの、アレは多分狂犬の部類だから置いといて…後者はシンプルにそういう役を当てられたってな
…お前、スカルと同じあのスーツ着た奴見なかったか?」

 救出の際のヤブとスカルと言い、何かと意図せずしてヴィランと縁がある。
会話の意図はもちろんBX、彼らについてから話す必要があるからだ。
12772朝日8/15 19:55
>>12761
((Aルート行きまーす!
12773不思議8/15 20:12
((……いけたらAいきますわ
12774スライム兄さんLv18/15 20:28
>>12761
((勿論Aルートに行きます
12775味噌スープ8/15 21:10
>>12769


世の中など所詮「白」か「黒」でしかない。グレーなどとほざく輩もいるが、それは選択を迫られた結果、判断出来ずに考えを放棄した弱者のする事だ。
…例えるなら貴様の目の前に敵が現れた時、いつまで経ってもそれに対しどう対応するかを決められない者は必ず死ぬ。戦うか逃げるか、もしくはまた別の選択肢か…。それすらも判断できんクズは生きる価値はない。……お前もそう思う事が多かったのではないか?

(彼女の意見は酷く偏見にも見えることだろう。しかしながらそれを間違っていると言える者は居ない事だろう。例えヒーローであっても、常に選択を強いられる。強い者はその判断が素早く、そして的確なのだ。)


まぁ良い。貴様がどう考え生きようが私には関係のない事だ。私のモットーは「悪・即・斬」。クズにはクズらしい末路を与えるのが私の使命だ。


ほぅ?貴様自分の立場を理解していないようだな?この私に向かって「答えてもいい」とは、中々にいい度胸をしている。……だが、今は気分は悪くない。特別に貴様のその提案に乗ってやってもいい。

質問を許可してやる。言ってみろ
12776味噌スープ8/15 21:10
((幻覚寺でAに!!!
12777スライム兄さんLv18/15 22:41
>>12775

選択肢を二つに、モノクロの世界で残存する。生と死を分かち合い、現世の俗界で呼吸する。
彼女の疑念に対し、少年は答案を放棄している。漣に捨てる灰燼の如く。
故に、事実でしか判別しかねる、白黒何方も選択しなかった愚者は、欲張りに何方も混ぜて『虹色』にしようと念じた。
少年は不出来だと察知していた。そして不可能だと確信していた。
けれど、彼女には同意し兼ねるだろう、彼は未だその横隔膜を膨らませて肺胞を稼働させて、眼孔を擡げ、温かな掌を握る。随分と極端な読解だと感慨したが、彼女は彼女なりに確言出来る証拠を抱いて進んで来たのだろう。
その経緯こそ、自慢話になるような予感に口を噤んで問い質さなかったが。

『…ええ、そうですね。そう…ああ、はい。ご自由に仰ってください。
私は、此処に来た以上、此処のルールを守る所存ですので。』

此の壮大かつ盛大な悪人の地獄の城は、看守が囚人を悪とするから出来上がる。
少年はその常識に逆らう野心的な一面は所持して居らず、革命も謀反も起こす計画はされていない。
出来ない、とも言うが。徹底された清潔な狂人のアパート、少年は自らを正常な部類だと判断している為、異常者と同質に、そいつの世話を焼いてやらねば成らない現状が、現在無いことには果報を秘めている。
其れでも、毎日目を伏せるだけの生活には随分飽きが来ている、変化なく平和で、無償な焦燥も潔癖も強迫観念も消失した世界。拷問が有る訳でも、死が有る訳でもない。それが“クズらしい末路”なのだろうか?
僅か、脳内で頭を捻った、それだけで黙秘を続けた。

『……それは。』

次に唇を開き、愛用の補声機からAI音声を垂れ流しながら、言い訳よりも接続語として扱われた単語を椿の首を落とすように机へと落とし。建前だけの謝罪や、礼儀を一度隅に放り、粗放を呆然と捉えていた蕩けた瞳は、幻覚寺の表情へと注がれた。

『残間憲真の現在の居場所、及びそれ迄の経緯。』

彼の墓は、どこにある?

彼は、火葬をされたのか?

どうやって、墓に入る経緯を辿ったのか?

葬式は、どのように行われたのか?

死後の“残間憲真”の処遇の真実が、少年の求める情報だった。
12778まっちゃん8/16 03:02
>>12729

「………………」

(実に、呆気ないものだった──…と、思った、ような顔でその一部始終を眺め終わる。まるで胡散臭い劇でも見せられているみたいに、簡単に地面に伏せて寝転ぶ男2人と、それらを瞬時に片付けた制服の少女。恐らく空余と同じ学校に通っている者だろう。見たことは無いし、話したこともないけれど…こうやってわざわざ助けに来るということは恐らくヒーローともなる存在なのか。目の前で巻き起こった砂煙の中でも、空余は表情のひとつも変えずに自称「スプリングガール」を見つめた。
自分とは随分と正反対なド派手の外見に、思わず目が眩みそうになる。世間の中ではこれがファッションだかなんだか言われているのかと思うと、アホらしく思えてきた。
怪我はない?と対面を望み、満点の笑みを浮かべて話しかけて来てくれる「スプリングガール」に、空余は当然ながら笑い返すことはしなかった。)

「怪我がないとかどうとか、見てわからないものなのかしら?寧ろあるように見える?」

(口から飛び出してきたのは、そう。

お得意の、「火に油を注ぐ」言い方というものだった。

ただいま気絶中のヴィランに導火線を繋げて居たのはまさに彼女が原因であり、いつぞやかと同じように自業自得がピッタリ似合うようなものである。1発2発殴られようと蹴られようと、それこそ撃たれようと、この生意気な性根は変わることはないだろう。
特に何をやったという訳でもないのに、図々しく腕を組み始めてうんざりしたようにため息を吐く。)

「あんたみたいな煩い女って嫌いなのよ。はっきり言って目障りだわ。」

(命を助けて貰った側の人間が言うようなセリフではない。…からこそ、空余はわざとそれを並べてわざわざ口にした。嫌味のつもりである。正直に言うと、実際でも「スプリングガール」のような陽気な人間というのは空余の頭にはよく理解できないらしかった。まともに学校にも通わず人間関係を避け続けてきた結果の感想でしかないのだろうけれど、人には相性があるだなんて都合の良い言葉で見ないふりをした。)
12779木賊 莇8/16 10:57
((BかCで迷うな…
12780テルミ8/16 11:33
((ぼくAいきまっす
12781味噌スープ8/16 20:11
>>12777


ほぅ…それを聞く相手が私でよかったな。


(ここの看守は残間を殺した人物がラットであると言うことをわかっている。誰にも好感をもたれていた人物を殺した者が、今ここに捕まっている。それだけで、看守がどのような行動を起こすかは想像に容易い。しかし、ここではそのような事は一切ない。誰かに言いつけられたわけでもなく、誰もがラットをいち囚人として扱った。ここの看守の「強靱な精神力」だけは、きっとどの世界へいっても通用することだろう。何せ幻覚寺でさえ、それに驚いたのだから。

しかし、そんな彼らの神経を逆撫でするようなラットの質問。もし相手が経験の浅い人物だったら「それを聞いてどうするつもりだ」と掴みかかってもおかしくない。それほどまでに残間という男の存在は大きかったのだ)


墓はある。が、中に残間はおらん。

どこぞの誰かがミンチよろしくグチャグチャにしてくれたおかげでな。どれがアイツの物なのかはわからなかったそうだ。私は奴が死んだ後にここに異動となったから詳細までは知らんというのが本当のところだが…

何故そのような事を気にする。火葬だっただのと聞く意味が私にはわからないな。いや、これでは少し的を外れているな。質問を変えようか。


残間はお前にとっての何だったのだ
12782GMポテト8/16 20:24
((イベントどうしようか....参加できても「何もできない」のに変わりないからなぁ
12783風来坊8/16 21:25
>>12752
はあ? 慣れてる? そんなわけが無い。

(幼子は、その時少しだけ苛立ったような声色で、心配から唾棄へ感情を変えて、断定して呟いた。)

慣れているなんてわけがないのに……大丈夫なんて……痛いが痛くならないになることがどれだけ……おにいさんみたいなのは何でこう…何でそう……もう良い。

(それから、何か小さく独りでに話を進めた後、吐き捨てて笑顔に戻る。腹の内から這い出た虫は、もう其処に居なかった。
幼子は、その容貌に反して聡明らしい。彼が話したことの意図、話さず秘した言葉、その殆どを汲み取っている。或いはこの幼子も、彼の言うように、思い通りにならないことを噛み締めて生きてきたのだろうか。無論、手を伸ばした先に全てがある人間など、そう存在はしないだろう。幼少期から苦汁を飲んで生きる子供は、珍しくなかった。)

……思い通りなんて、誰かの思いをけっとばして、つかみ取らなきゃ手に入らないんだよ。
おにいさんは、弱かったの? それとも譲ったの?
ううん、いや、それはもう良いんだ。
おにいさん、ヒーロー? おなまえは?
12784スライム兄さんLv18/16 23:48
>>12781

虎視眈々と監獄の時期魔王は答酬を授ける、質疑応答、少年に取引の報酬は得られた。
紅蓮の女に答弁を図る時が来た、扨はて真実を懺悔するか、虚言を謳うか。
考慮の合間も白磁の表情は朗笑をやめて一文字に唇が結ばれる。
彼女の疑念は正しい、看守の神経を逆撫でる行為、懸命で狡猾な少年が成すはずも無い。
利口で、優等生である限りこの地獄では涙を見せずに済むのだから、辛苦を棄てて移住食が保護されるのだから。
豪勢で無いが、質素ではない、豚箱なんて名を冠しているが、規律を重んじる意趣は寧ろ逆の清潔感が有る、此の場なのだから、敢えて不利になる発言で煽る必要はない。
其処に努めていた男、誠実で周囲に好感を齎した残間憲真という存在、彼の名を出す理由とは、如何にもそれ相応、彼女の問に全て答えが出ている。

少年は、雑多な白雪の髪の合間から時折紅葉色を反射させながら、質素な暴露を淡々と紡ぎ始める。

『私には、親も兄弟も居りませんでした、友人が居なければ、恋人が居たわけでも有りません。
周囲には何も有りませんでしたし、幸福があった訳でも、安泰があった訳でもございません。

けど、残間憲真は居ました。』

少年は何時も通りに事を進めようとするが、彼も子供だ。
嘘が上手でも、大人より勝っていない。雄弁でも、専門家よりは劣る。
誤魔化し方も、演技も、子供が成す最高のもの“でしかない”。
それも、口の中が乾いてしまえば直ぐに違和感が湧く、自分の音声が機械の物で安堵したのはこれで幾度目か、彼の事を口にする度に、舌が絡んで喉奥に石が詰まったような楚痛が湧く。
悔恨は無い、けれどアレが自らを保護して生かすために奮闘した事実が、心臓を罅割らせる。

『けれど、彼は私一人置いて何処かへ行きました。
此処に来れば聞いてみたかったんですけれどね、あの方がどんな思いで私を見捨てて。
その挙句に護ったのか。
けれど残念、貴方は最近此方に来たばかりだそうで。』

収容所の人間にとっては健気な善人でも、ラットにとっては己を裏切った利己主義な人間だった。
其れでよかった、そうして対立してくれて構わない、恐怖に悶えて殺戮を試みても正しい。
人は皆、生を生として生きるべきで有り、死に様を飾ろう等と怠惰を囁く理由を不明瞭と置く。
それを真髄に、ナイフを振り翳したのだ。それがどうだ、彼は抑、此方を殺めるつもりがなかった?とんだ拍子抜けだ。
底抜けに阿呆だと思ったし、馬鹿にされているとも恥辱を味わった。
けれど何故、何故そうした?
一度放った相手を、何故救おうなど試みた?

少年は、想念の端で何時も懐疑していた、彼の事を知らねばならない衝動に駆られた。
それは、少年が“かみさま”に遣える以外の唯一の自主的な感情なのだ。
本来、望む答えを持たない相手に語るつもりは無かったが、一々録画機能で保存されてはいずれ彼女の耳にも届く、なので理由と共に訳を添えた。ウマの合わない相手には、己の胸中を晒さない少年にしては、珍しい判断だった。
12785味噌スープ8/17 09:10
>>12784


(ラットの擬似的な声から発せられる言葉の数々。それは幻覚寺にとっては想像の範疇ではありながらも、決して理解が及ぶものではなかった。例えるのならば、幼稚園児などにあらがちな思考とも言える事だろう。

「先生は自分だけを見てくれる」
「自分を理解しているのは先生だけだ」

何とも利己的なその考えの果ての「先生の殺害」。まるで陶酔しきった者の哀れな末路といってもいい)


私が副看守などという立場でなければ、そのふざけた事を抜かす発声機を引きちぎって貴様のケツの穴にぶち込んでやりたいところだ。

貴様の質問にはこう答えよう。
奴はあくまでも「看守」であった。ただそれだけだ。

看守として貴様をどう導くべきなのか…ここの囚人にすら愛着を持たれるくらいの奴だ。その頭の中は私のような人間には到底理解できんものだろう。…奴は第1にも第2にも貴様「ら」囚人の事を考えている。

例え相手がお前じゃなかったとしても、奴は同じような行動をした事だろう。アイツは昔からそういう人間だ。良くも悪くも「馬鹿」なのだよ。

……だが、もう1つ添えるとするのならば、そんなことは私などに聞かずとも貴様が1番よくわかっていることではないのか?奴と短いながらも関わり、奴の最期を見た貴様が、その問いの答えを持っているのではないか?
己が「心」に聞いてみろ。
12786AKI8/17 10:21
>>12771

「まぁ、確かに家空けがちなのはわかるけど

いっそのことb……鷲水さんと同棲でもすればいいのに
その辺りのことあの人ならしっかりしてそうだし、真からの申し出だった断らないでしょ」

ぼく、と言いかけて
もっと相応しい相手がいるのを思い出す
さっさと告白してしまえ、なんて学生時代は揶揄う事もあったが
冗談半分、本音も半分
長くない、そう確信しているならば
側にいるべきは自分じゃないだろう、と

綺麗に料理を平らげ、満足そうな彼
自然と此方も表情が緩み
"お粗末様でした"、と返す

「スカルって……あの…」

確か、EDNの拠点での時の、だったか
あの時は満身創痍でほぼ記憶がないのだが

「同じかどうか、は……少し怪しいけど

ステラって名乗る人に、助けてはもらった」

N、というEDN幹部の敵と何やら因縁がありそうだった、とも付け加える
結局何者だったのかはわからないが
12787スライム兄さんLv18/17 12:09
>>12785



『違う。』



この場で、その発言を否定できるのは自分だけだった。
震えているはずの喉は力強く、木の実を砕くように真っ直ぐだった。

看守という職に囚われ、最期まで意志を貫くよう振る舞った。
其れなら其れで構わない、けれど其れならば此れから外の人間を殺めるかもしれない此方を野放しにしておく選択肢が有るのは可笑しい。看守で有れば良いのなら、其れは中の人間でなく外の人間を守る物だ。
眼前の彼女とてその職を全うするなら其方を選ぶだろう。

彼は最早看守では無い、彼女の発想に当て嵌めるなら、人類の味方だ。
看守の皮を被った、人間の皮を被った“何か”なのだ。

否定できる根拠は有るか?

嫌悪すべき対象は有るか?

然し、疑念するならば答えを導き出さねば納得しない主義なのだ。

約束と言う単語が時折脳髄を巡る。

『僕は彼の事を何も知りません。』

ラットは、女が語る“残間憲真”という像を否定した訳で無い。
そんな淡白でしょうもない、下らない結論等、既に辿り着いて居るのだ。
否、辿り着いて居る、というより、一つの可能性として察していた。
だから、彼女の答案は、少年の求めている真実ではない。

『私が問いたいのは、私を見捨てた理由です。
私はそれを知らなければならない。
…けれど貴方はそれを持っていないでしょう?』

“残間憲真”が“誠実”で“思慮深い”のならば。
ただ逃げただけ、開放されるのを望んだだけ、とは迚も思い難い。
其れなら寧ろ良いのだ、だが違う。そんな気がして成らなくて、だから、もう一度。

会おうと思った。居場所さえ知っていれば何かが分かる気がした。

少年の眉は強く顰められて、それは睨視でなく、熟考の末であった。
12788テルミ8/17 13:03
>>12786

「そっ、そういう感じじゃないって言ったろ!?悲しいことにな!
第一!あの人は死ぬほど忙しいっつーか…いやホント、絶対無理してるから、俺なんかが行ったら世話焼いちゃう人だし俺はコレだろ?用事増やすだけだから……
…待てよ、こんなザマだとそもそも一生誰とも同棲できないな……?」

 歌手、テレビ出演とヒーロー活動を兼ねる彼女の超人ぶりは現職ヒーローや歌手ならば分かるだろう。だが、彼女は普通の人間で超人ではない。無理をする訳も何となく察している訳だから、少々事情も複雑にもなる。
そして、一番重要なのだがそんな事を提案するほどの度胸もなく、最後に自身のポンコツさ加減を漸く現実的に受け止めたのかさも深刻な問題であるかのように───本人にとっては深刻なのだが───腕を組んで考え込むのだった。

「命の恩人…かな?一応は、そう恩に着るもんでもないらしいが
…ああ、元4位の…なら話が早いな
彼も一味らしい…俺は……スカルのお気に入りらしくて、組織に誘われた
断ったが、有益な情報は手に入れた
ここだけの話だ、信用できるお前には伝えとく」

 ふと、神妙な面持ちで彼を見つめる。
落ち着いた様子で語るのは殺人組織へ勧誘されたということ。
メールとかだと怖いしと告げれば、嘘と真実を綯交ぜに与えるべき情報を与えんとする。
…因みに今日はFrankenの調整装置すら身に着けてきていないのも、彼が真実を知る確信を持たれないようにする為だ。恐らく企業でも彼ほどのヒーローならば益をもたらす存在として重宝されるのだから簡単には切られまいし、彼が告発なんてしなければ確信さえ持たれなければ問題もあるまいし、彼の戦闘能力が自分のように癇癪を起こせば企業を物理的に破壊する物でもない。

「ひとつ、ヒーローTVは敵
あのジャスティスも彼らの仲間らしいが…EDNとの繋がりを告発しようとして追放されたってさ、あの襲撃の日…本社があるのにヒーローTVのカメラはアマデウスが来るまで飛ばなかっただろ、これは完全に黒だ
ふたつ、俺のスポンサーも怪しい
アマデウスのスーツ、Franken製だってさ…街で試験なんか堂々とやってたらしい、他の企業も所々黒いってな
そして、みっつ…言わなくてもわかるかな
総理誘拐、政府周りにも手を入れられてる

わかるだろ?ヒーローは絶対にEDNに勝てない
初めから戦いにすらなってなかったんだよ
金も計画も個人が対抗できるものじゃない、通りで襲撃が毎度毎度上手くいく訳だよな…」

 大きなため息を吐いた。
ヒーロー、企業、政府、どこもかしこも敵ばかりで勝ち目なんてなかったんだと。
半ば呆れるような口調ですら語った。
12789不思議8/17 14:40
>>12783
[………ちゃんと蹴っ飛ばしたっすよ。名前なら、グラファイト、っす]

ヒーローチャート10位のグラファイト
彼は、遊城優希という、小さな個の思いを蹴っ飛ばして
子供の頃からの夢だった、グラファイトを掴み取った
ヒーローであるために自分を殺し、その果てにPKのギフトを託された、ヒーローになったが故にグラファイトから手が離れそうになった
ヒーローであるが故に、先代に手を伸ばせなかった

思い通りを掴んだ結果、思い通りを捨てた青年だ
12790風来坊8/17 16:18
>>12789
………そっちじゃない。

(何だか彼の全体像が掴めてきたようだが、やはりそれは、幼子にとって許容し難いものだったのかもしれない。
望んだ自分、理想を手に入れるために元ある自分を磨く人間は数多と存在する。変容を求める人間も、少ないとは言えない。
然し、望みのために自身を尊重せず捨て置く人間なんて、碌なものにならないのだ。
両立すらもできない輩が何を成し遂げると言うのだろう。その体は誰かに支えられていないと存在できない、と豪語しているに等しい。
仏頂面で済んでいるのは幸いだった。)

はあぁ。なんというか。色々むかついてここで自害してやりたい気分。
ボロボロの体ひきずってでも倒すのはほんとうに良いことなのかな? おにいさん【たち】は、そう、自分が軽すぎるんだ。やけどをお利口に治そうとしてる私の方がえらいね。

(ぽふ、と布団の端に両手を沈める。最後に自信有りと放った言葉は、幼子の口角を吊り上げていた。子供は、そう、大抵自分の功績をどこかで自慢してくるものである。)
12791不思議8/17 16:57
>>12790
[……そっすねぇ、偉いっす]

普段ならその頭でも撫でてやるのだろうが
今のギフトの状態を考えれば、そんなことは難しい

[……多分それはね、悪いことなんす。その人を大事に思う人がいるなら、やっちゃいけないこと。……でも、俺はヒーローだから]

ヒーローでしかないから
[ファン]はいても、大切に思ってくれる人、は、作らないように、生きてきた
全てに一線を引いて
自分が死んだ時、グラファイトが死んだことは悼まれても、遊城優希は、誰も悼まないように

[……俺は1人だから]

たぶん、きっと
おそらく、ほんとうは
自分はずっと、寂しいし、悲鳴をあげている

それでも、その全てを蹴り飛ばして、聞かなかったことにするだけの憧れが
価値が、グラファイトという名前とスーツには、あったのだ
12792味噌スープ8/17 18:29
>>12787,


面白い事を言う。奴の事を何も知らないと言うのならば、何故違うと言える。その根拠はなんだ?奴を知らない貴様が、奴を殺した貴様が、何故それを言う。


(「違う」という言葉、それを言葉通りに理解できるほどの判断材料がここにはない。しかしそれはラット自身にも分かりきっていることだろう。理屈などではなく、心が、魂が、そうでは無いと叫んでいるのだろう。だからこそ「違う」という言葉に力強さを感じたのだ。

だが、それを「そうですか」と受け止められる程に幻覚寺は器用な人間ではない。物事には必ず理由があるように、彼女もまた、何かに理由を欲しがるのだ。故にラットの言葉に理解は示せても納得など出来るはずがない。)


そうだな。貴様の言う事が仮に真実だとするのならば、私はその答えは持っていない。…が、先程も言っただろう。その答えを持っているのは貴様自身だろうと。


(そう言うや否や、幻覚寺は両眼に手をやり何かを取った。彼女の手のひらにあったのはコンタクトレンズ。見る者全てを幻覚の世界へと誘う悪魔の眼だ。

幻覚寺自身もコントロールが出来ないほどの強力な幻覚を見せる彼女の眼。それは対象のトラウマを引き起こすと同時に、そのトラウマを追体験させるほどである。逆を言えば、一種のタイムマシーンのようなもの)


下の毛も生え揃っていないような子供風情に、こんな事をしては虐待だと言われるかもしれんが……残念ながらここは監獄であり貴様は囚人。ならばその監獄の主たる看守が貴様をどう扱おうと自由という事だ。

感謝しろ。貴様が欲しい「答え」のヒントをくれてやる
12793スライム兄さんLv18/17 20:10
((ああああ゙!!!!1000文字くらい消えた!!!
12794スライム兄さんLv18/17 21:50
>>12792

『それは――貴方には、分かるんじゃないですか?』

冷静な態度で淡として答える機械音の冷たさは、僅かな雑味が残る。
先刻朗々申した通り、“残間憲真”の亡者はこの世に居らず、生体や性格を識る機会は失われ、噂話と成り散り征く。
正直に無理解、意地に理解。其れを報じたのは背の高い筋肉質な男だった、濡鴉の髪を携え、厳しくも温和な瞳が胸焼けのするような存在。彼女と酷似した事実を銘々口にしていた。呼吸の詰まりに鼻孔に酸素をふんだんに取り込むも、肺まで届かぬ錯覚が湧く、垢抜けた髪から落ちた視線がプラスチックテーブルのホワイトを映す。
ラットは彼女の問に明確に答えず、相手の明察さに解釈を委ねた。なんせ、“残間憲真”の杓子定規さを、一度不審に思えば、再び通解せねば、再度正当を見当せねば、ならない理由は明白だからだ。彼女も彼を“解釈”したことのある立場なら、同じ立場に立てばさぞ“釈然”としなかったろう。成らば其れが今立つ瓦礫の真下を見渡す手段であり、復讐を止め赦しの鍵穴と成るのだ。だが、何時まで崖に立っても後悔などした事はない、だから堂々彼の死を懺悔した。
目的の為に携えた刃を奮い、彼の腕を振り払った事実は事実なのだ。あの時見逃せばよかった、捕まればよかったとは思って居ない。けれど、此処に来てからと言うもの、彼は一つの目標として、男の跡を追っていた。

『……もう、手は尽くしました。』

視界をテーブルに放られた両手へ移しながら、色と抑揚を圧砕した口調は言を紡ぐ。
彼を想起する為の悪夢は何度も繰り返された、反芻する最中で皮を剥ぎ、肉を契り、骨を削られた。無数の人型の何かと、地球規模にしては大き過ぎる虫に這いずられ、その様子を見下され、笑われる。
けれど彼は楽しげに揶揄う訳でも、赫怒に叱り始める訳でも、嬉々として唄う訳でも無く。
子供に落書きされたクレヨンの如く、塗りつぶされた顔面から綻んだ口角だけを晒すのだ。
その理由を、考える暇こそ此処に至るまで余裕が無かった。真相に歩み寄ったかと思えば、寝る間も無く戦場に駆り出され、帰還すれば“かみさま”は緩く死へと誘われ、彼女の願いの為だけに、此処から脱獄囚を出すため、否、恐らくこの施設を破壊するために送られた。
ラットは都合の良い事に、此の施設に囚われた直後から、檻に怯え、その危機感すら眠気に溶かしながらも、“残間憲真”という男の後を追っていた。
一人で考慮するにはよもや限界があった、ならば彼の痕跡を辿ると言うのは一つの方法。胸裏に潜めたものを胃中へと呑みながら、清潔感の有る机に向けた眼を、女の制服に持ち上げ、首筋を伝って、かんばせへと擡げる。
目が、合った。
丁度、コンタクトレンズを外した頃合いに。
血の紅と、炎の紅が交り合う。

彼女は、“残間憲真のギフトを持っていた。”
12795スライム兄さんLv18/17 21:53
深い緑色にピンクに近い紫色、そして黄色を混ぜたマーブリングの天井、壁、床、生き物のように脈打ち、時折人の顔のように笑い、ナメクジが出てくる蛇口がある。浮き出た壁から鼻が覗いて生首が落ちて床に溶けるループ。パンケーキも焼けないような赤がこびり着いて騒がしいビニールから蝉の声が轟いている、赤子の喘ぎ声のようだ、そして老人の発狂のように、歌が聞こえる。黒い渦が周囲に撒かれては斑点となり、集合体らしき奇妙な感覚に目玉が縺れる。人型の化物は皮を剥いだ肉に全身にぎょろぎょろとした目を張り付かせ、瞬きをすれば裂傷の痕のように真っ赤な歯が覗く。体に巻きついた蛇は猫や犬のような何かを貫通し、死骸に死骸を重ね。撹拌する視界の側で体中に蔓延った蛭がむしゃむしゃとギザギザの歯で肌を食っている。揺らめいた影はラットの喉元を食い先、脹脛を肉ごと剥いで、二の腕をズタズタにする。激痛が脳天を貫き、脳幹が溶けていく、脳汁が酸になり、胃液が血管に混じり全身が溶けながら目玉の裏を爪でガリガリと抉られる、口腔を占める血反吐が舌に熱を送りぐるりと曲がって喉奥に吸い込まれ窒息する。死ぬ、死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ。死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね。

―――石臼を打ち付けた音が響き渡った。

机に頭部を打ち付け、首を掻くことも出来ず、締めることも許されない手が喉元に導かれ、ひゅうひゅうと危うい音を喉奥から溢す。涙すらも忘れ、打ち拉がれる中で手を伸ばすことも床に転がる事も出来ない、過去の中の彼は拘束されていたからだ、一度自らの姿勢を決めて仕舞えば、彫刻のように静謐に布擦れの喧しささえなく、病弱な過呼吸のみが舌と涎と共に溢れている。その様子をカメラで受け取ったAI音声は『アーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』と脳機能の崩壊したアンドロイドの様に一定の音調を垂れ流している。

その現実《いま》の裏で夢《かこ》は。

“過去(ゆめ)”は――――――――。




腕。ない、足、ない、口だけ。



のっぺりとした笑顔。



鉄の味がする唇。



奪われる酸素。



笑顔。


 
12796スライム兄さんLv18/17 21:53



顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔。顔、顔。顔。顔。顔。顔。顔。


顔?



………………………………………………




……………………………………………………………。




のっぺりとした笑顔。





 
まっくろくろ。





嗚呼!腐りかけた卵に湯をティッシュに爪を詰め込むのですね!……はい?
12797味噌スープ8/17 22:26
>>12794, 12795, 12796


(例えどれだけ屈強な人物であろうとも、例えどれだけ笑顔の耐えない人物であろうとも、それが人間である限り「触れられたくない過去」というものは存在する。そしてそれは、その人物を強くした要因でもあり…そしてまた最大の弱点でもある。
例えば目の前で肉親を殺害された者が、復讐心を糧に強くなるというのはよくある話だ。だが、それはあくまで「憎しみ」という感情で蓋をしただけにすぎない。…再びそれを追体験しようものなら、まともな精神ではいられないことだろう)


────構わん、EDNの構成員という事ではやがて政府からの引渡し要請があるだろう。…奴らに渡さん「いい口実」ができるやもしれん。


(EDNは今や国家を脅かす凶悪なテロリスト集団。その主軸となる「プレゼンター」と呼ばれる人物と繋がりがあると考えられるこの幼き囚人を、政府が情報源として差し出すよう要請してくるのは時間の問題だろう。相手が政府となっては、こちらも従うしかない……が、「通常の施設では到底面倒の見切れない精神状態」だったならば、それを理由を断る事ができる。
例えどんな奴であろうとも、ここの看守としてそう簡単に囚人を外に出すわけにはいかない。ここに入ったからには、皆が等しくクズであり、ゴミであり、そして…

───更生すべき贖罪人である


流石に見かねた監視の2人が動こうとしたが、それを右手を上げることだけで幻覚寺は制止した。既に規律違反スレスレの事をしていると言うことは本人も承知の上だろう。だが、「残間の遺留品」を調べる為には仕方のないことだ。)


どうだ少年。思い出したくもない事を追体験する気分は。最高に最悪だろう。だが、耐えろ。耐えねば貴様は何も得られん。逃げるな、勝ち取れ。


(その声が、幻覚寺の声としてラットに届くかは幻覚寺にすらわからない。だが、目の前で別世界へと誘われるラットへ向けて、幻覚寺は敢えて言葉をかけ続ける)


────残間が「愛」を与えたと信じるのなら
12798スライム兄さんLv18/17 22:47
((恐らくこのまま血反吐吐いて能力解かれた瞬間気絶するのでからありですかね。
12799風来坊8/17 23:25
>>12791

(幼子は、もう不機嫌な態度を取らなかった。それが不満でなかったのか、或いは転機と画したのかは知らない。然し一つ鮮明と伝わるのは、諦念の文字を、その目と頭に窶さなかったことだろう。
偉い、と煽てられて気分を翻す程の人間でないことは、そろそろ伝わり時かもしれない。そんなことは露知らずなのかもしれない。可能性とは等しく1である。)

あまみやあんず。

(幼子は確りと、彼の目を見た。)

天宮 杏、だよ。私の名前。
おにいさん、ヒーローが四六時中、どこでも、いつでもヒーローじゃなきゃいけない決まりなんて、どこにも無いんだ。この世界はざんこくだから、一人で生きられないようにできてるし、そして、やさしいから、一人で生きなくていいようにできている。
色んな人がいて、つながりがあって、それは、誰かを弱くしてしまうかもしれない。何かを踏みとどまらせてしまうかもしれない。
でも、それが自分を強くする日だって、来るかもしれないんだよ、いつか。それなら私は、前向きな方にかけたい。
ヒーローは、たたかって勝って、生き残って、笑ってこそヒーローだろ?
なら、死んでもいい強さじゃなくて、死んじゃいけない強さの方が、きっとヒーローらしい。

(幼子の理論が正しいかどうか、そんなものは誰も知らない。不正を判断できたとして、糾す手段は何処にも存在しない。信念という形は、人間が弄り回すには余りにも凝固で、柔軟すぎた。
届かないなら、それまでだ。幼子は納得の行かないような説得を幾つも聞いてきたし、その度に、押し退けた。合理や効率で動かない人間は、それ程に面倒で、頑固なのだから。ヒーローは、その姿を徹底しているように見えた。
然し。
何処かの誰かと重なって、居ても立ってもいられなくなることなんて、よくあることなのだろうから。)

(幼子は柔和に笑う。)

なあ、良かったら聞かせてよ。おにいさんの名前は?
知らない人に、なんてものは無しだよ。私の名前、知っているでしょ?
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   [K40+24@8$12r10]
 ・グレイテストフォーチュンは末尾にgf
   [K20gf]
   [K30+24@8GF]
   [K40+24@8$12r10gf]

【謝辞】
本ダイスボットは、
どどんとふ@えくすとり~む
(http://www.dodontof.com/)
にて配布されているBCDiceを
一部改編して作成しました。
たいたい竹流様に感謝致します。
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